中学、高校では運動部よりも厳しいという評判の吹奏楽部に所属し、朝から晩まで練習に励む日々を送っていました。当時は社会人の今よりも休日が少ないほど、部活動に打ち込んでいました。
大学時代は一転して、学業と並行してアルバイトに力を入れていました。 複数の仕事を掛け待ちする中で、社会人としての基本を身につけると同時に、自分でお金を稼ぐことの厳しさを学びました。人との関わりを通して多くの社会経験を積むことができ、それが今の自分の大きな糧になっています。

前職ではドラックストアで販売職として勤務し、登録販売者の資格を活かしてお客様の健康をサポートしてきました。より広い分野でその経験を活かしたいと考え、転職活動を進める中で白石薬品と出会いました。
営業職は未経験でしたが、これまでの販売職を通して培ったコミュニケーション力や、相手のニーズをくみ取る力は必ず生かせると感じ、ＢtoＢの分野にも新たに挑戦してみようと応募したのがきっかけです。 面接を通して話を聞く中で、“人々の健康をサポートする”という仕事に強く惹かれ、これまでのように店頭で直接販売をする仕事とは違う形で社会に貢献できること、登録販売者としての知識を強みに、新しい分野で成長できると感じたことが、入社の決め手となりました。

営業員のメインの訪問先は、健康保険組合や共済組合、社会保険組合といった各種団体です。白石薬品は企業や自治体などに所属する組合員の皆さまが、より充実した健康づくりや生活サポートを受けられるよう、保険事業や福利厚生に関する提案・サポートを行っています。 これだけ聞くと少しイメージしにくいかもしれませんが、私たちの営業は単純に「商品を売る」営業ではなく、組合員一人ひとりの健康や生活の質を向上させる「仕組みづくり」に関わる仕事です。
具体的な業務内容として、まず組合や団体の担当者様との打ち合わせを通して課題やご要望を丁寧にヒアリングし、その内容に応じた事業を企画・提案していきます。お客様ごとに求めている内容は異なるため、何よりも大切なのは“寄り添った提案”をすること。担当者様とのコミュニケーションを重ねながら、最適な形を一緒に作りあげていきます。その後、事業を進めるにあたって社内の内勤スタッフと連携しながら準備を進めていきます。資料の作成やスケジュール調整も営業自身が行っていくため、ここでも各部署とのコミュニケーションが欠かせません。
営業という仕事は「一人で動く」イメージを持たれることが多いと思いますが、実際には陰で支えてくれている内勤スタッフの存在があってこそ成り立っています。だからこそ、常に感謝の気持ちを忘れずに、チームの一員とし業務に取り組むよう心がけています。人とのつながりを大切にしながら、社会に貢献できるやりがいのある仕事です。

仕事のおもしろさは、とにかくさまざまな業界や企業の方と関われるということです。先述したように、主な訪問先は健康保険組合や共済組合、社会保険組合などの団体ですが、その先には、メーカーやＩＴ企業、商社等さまざまな企業の組合員さんがいらっしゃいます。中にはテレビＣＭでよく見るような有名企業もあれば、その一方で、これまで知らなかった業界や企業と出会えることも多く、「こんな会社があるんだ！」と新しい発見があるのが、この仕事の醍醐味です。訪問や打ち合わせを重ねるうちに、自然と幅広い業界の知識が身につき、視野がどんどん広がっていくのを感じます。 打ち合わせでは、事業の話だけではなく、時には担当者の方と趣味の話で盛り上がることもあります。お客様との信頼関係は一朝一夕で築けるものではありませんが、日々の何気ない会話や丁寧な対応の積み重ねが、やがて大きな繋がりになっていくのだと実感しています。 提案した事業が実際に採用され、無事にやり遂げたときに「ありがとう」「助かったよ」と感謝の言葉をいただけるのは、この仕事の最大のやりがいです。自分の関わった仕事が誰かの健康づくりや生活のサポートにつながっていると思うと、自然と「次も頑張ろう」という気持ちが湧いてきます。
営業というと「売る」というイメージが強いかもしれませんが、私たちの仕事は「お客様と向き合う」ことが中心です。 仕事を通じて関係性を築いていく中で、「またあなたにお願いしたい」と言っていただけた瞬間は、この仕事をしていて本当によかったと感じる瞬間です。さまざまな業界や人との出会いを通して視野が広がり、自分自身の成長を実感できる、そんなところにも仕事の面白さが詰まっています。

入社前は営業＝個人で成果を上げる仕事というイメージを持っていました。しかし実際に働いてみると、営業の仕事は一人では成り立たないことを強く感じました。営業が円滑に動けるのは、社内のさまざまな部署や仲間のサポートがあってこそです。営業として成果を追うだけでなく、常に感謝の気持ちを持ち、周りに気を配りながら仕事に取り組める、協調性のある方と一緒に働きたいと思っています。どんなに良い提案ができても、チームの連携が取れていなければお客様に満足していただけません。社内の人を思いやり、支え合える関係性は営業員としてではなく、組織で働く上では何よりも大切だと感じています。
また、この仕事ではお客様との対話が中心になります。 健康保険組合等の団体を中心に、さまざまな業界の方々と関わるため、常に新しい情報や知識に触れる機会があります。いろいろなことに興味を持ち、自ら進んで吸収しようとする方とお仕事がしたいです。どうすればお客様の課題を解決できるか」「どんな提案がより喜ばれるか」と考えながら、好奇心を持って関わることで、自分自身の成長にもつながります。お客様に寄り添う気持ちはもちろん、社内で支えてくれる仲間への思いやりも忘れない、そんな人と一緒に働きながら、営業部として成長していける環境をつくっていきたいと考えています。
常に新しいことに挑戦し、自分の枠を広げていける人ほど、この仕事の面白さを実感できるはずです。