vol.02
管理部 管理課H.Y.
学生時代の私は、興味を持ったことにはとことん取り組む性格でした。特にお菓子作りに興味を持ち、多くの時間を費やしてきました。 材料の分量や室温、オーブンの温度、さらには材料の混ぜ方ひとつで、味や食感が大きく変化することに気づき、自分の理想とする仕上がりに近づけるため、仮説を立てては試作を繰り返しました。 もともとは「人を喜ばせたい」という思いからお菓子作りを始めましたが、作る過程で仮説を立てて検証を繰り返すうちに、自然と論理的に物事を考える習慣が身についたように感じています。
入社前は飲食業界で約6年間勤務しておりましたが、長時間労働や不規則な勤務体系の中で、自分の価値観やワークライフバランスについて改めて考えるようになりました。将来を見据え、心身ともに健康で長く働ける環境を求めて転職活動を始めたところ、白石薬品と出会いました。
転職活動中は3〜4社ほど面接を受けましたが、その中でも白石薬品は社内の雰囲気が明るく、社員の表情や対応から「ここでなら前向きに働けそうだ」と強く感じました。
面接を通じて、自分が働いている姿を自然とイメージできたのが印象的でした。
ワークライフバランスを重視したいという思いから、福利厚生の充実、健康面への配慮や通勤距離の近さなど、安心して働ける環境が整っているところに魅力を感じ、入社を決意しました。
管理部管理課の経理チームでは、主に「経理業務」と「財務業務」の2つの領域に分かれて業務を遂行しています。これらの業務は、企業運営において欠かすことのできない重要な役割を担っており、正確さとスピード感が求められます。具体的な業務の流れとして、まずは日常業務をご紹介します。まず朝一番に銀行の入出金明細を出力し、当日に引き落とされるべき金額が正しく処理されているか、予定されている入金があるかを確認します。入金があった場合は、得意先からの入金を販売管理システムに登録し、売掛金の消込処理を行います。その後、請求書や領収書の発行や未回収債権に対する督促など、当日対応すべき業務を進めます。これらの業務はすべて月次決算の基礎部分であり、月次決算の精度と効率に直結するため、正確さとスピード感が重要なのです。そして、月初めには月次決算業務として、銀行口座の実残と会計ソフトの現預金残高の照合や買掛金の計上、棚卸資産の会計処理などの締め処理を行います。また1ヶ月間の会計処理に誤りや異常がないかを調査し、問題がなければ月次決算が完了です。月次決算後、貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)などの財務資料を作成し、経営陣へ提供します。このように、経理チームの仕事は会社のお金の流れを正しく管理することで、企業の土台を支える大切な役割を担っています。毎日の業務を正確かつスピード感を持って積み重ねることで、経営陣に必要な情報を正しく伝えることができ、会社が的確な判断をするための助けとなっています。
業務に魅力を感じる点は、「正確さとスピード感の両立を求める点」と「他者志向性を重視する点」の2点です。
経理チームの業務において、ミスが許されない場面があります。慎重さだけに頼っていては業務のスピードが落ち、課全体の生産性にも影響を及ぼします。数字を合わせる、入金先を特定する、仕訳を考えるといった作業は、すべて正しいか誤っているかがはっきりしています。そのため、限られた時間の中でいかに正確性を保ちつつ、効率的に業務を遂行するかを常に意識し、工夫を重ねることが重要です。このような環境では、自ら積極的に業務に向き合い、改善意識を持つ姿勢が求められます。仮説の立案、検証、振り返り、そして次の行動へとつなげるPDCAサイクルを意識することで、業務の正確性と効率性を両立させることが可能になります。
また、数字の集約やグラフの活用など、資料を見る相手を意識した工夫が求められる場面も多くあります。入社当初は相手目線の意識が足りなく、またパソコンに関する基本的なスキルも不十分でした。しかし、経験を重ねる毎に、ExcelやPowerPointなどのパソコンスキルが上達し、様々なツールを活用し、相手目線を意識した資料を作成することができるようになりました。
日々の業務の中で自身の思考力や工夫、過去の経験が活かされ、成果につながる瞬間に、成長を強く実感できる点や、感覚や曖昧な判断ではなく、根拠に基づいた事実と数字で答えを導くやり方は、私の性格にも非常に合っていると感じています。
一緒に仕事をしたいと思う人は、「自己管理をしつつ、継続的に努力ができる」「コミュニケーションがとれる」人です。「自己管理をしつつ、継続的に努力ができる」人というのは、自分自身をよく理解し、無理なく継続できる形で成果を出す力を持っており、短期的なパフォーマンスではなく、長期的に安定して力を発揮できる人だと考えます。次に「コミュニケーションがとれる」人とは、「自分」と「周り」の状況を冷静に判断し、必要なコミュニケーションを取り、互いに助け合えるような関係性を築ける人と考えます。この2点は一緒に仕事をしていく上で、非常に重要だと私は思います。私は仕事をしていく中で「社内ルール」と「チームワーク」と「自己管理」に重きを置くタイプです。経理業務は基本的に社内ルールに沿って対応することが多く、融通が利かない人や態度や言動が冷たい人と思われることもあります。しかし、社内ルールを無視した処理ばかりをしていると一貫性がなくなり、煩雑な会計処理が常時化してしまいます。繁忙期には膨大な業務量をこなさないといけないので課内での助け合いが必要となる場面も多くあります。日常業務のパフォーマンスを維持するためにも、自身の機嫌を上手くコントロールできるよう、自己管理や体調管理に気をつけています。そうした実体験から私は、周囲の人との関係を意識しながら無理なく誠実にそして、継続的に努力を重ねていける人とお互いに足りていない部分を補い合い、励ましあえるような関係性を築きながら、一緒に働くことができればと思います。
経理業務に初めて携わってから6年が経ちました。簿記の知識しかなかった私が、ビジネスマナーから専門的な知識まで幅広く学び、実務を通じて成長できたのは、白石薬品という環境があったからこそだと感じています。新しいことに挑戦する際は不安もあり、失敗への恐れから消極的になりがちです。しかし、先輩や上司の適切なサポートがあることで、前向きな気持ちでチャレンジすることができました。挑戦が必ず成功するとは限りませんが、失敗を糧にして乗り越えた先にある達成感は、何にも代えがたいやりがいです。大企業ではなかなか経験できないような業務にも積極的に関われる機会があります。さまざまなことに挑戦し、成長したいという方には、合っている職場だと思います。また、休暇も取りやすく、福利厚生も充実しているため、無理なく働き続けられる環境です。互いに切磋琢磨し、支え合える仲間と一緒に働けることを楽しみにしています。
