vol.03

業務部 業務課 R.M.

チーム一丸となって繁忙期を乗り越えた時の達成感は格別

学生時代の自分はどんな人だった?

学生時代は学生の本分よりも、友人との交友やアルバイトに勤しんでいたように思います。 社会経験と自由になるお金欲しさに始めたアルバイトでしたが、接客の仕事を通して、多くのことを学ぶことができました。例えば、お客様とのコミュニケーションを丁寧に取ることで、お客様のお困りごとをお伺いし、ニーズに沿った接客を行い、感謝の言葉を頂くこともありました。この経験で培ったスキルは、現在の仕事において、人の話を丁寧に聞く大切さや、周囲とのコミュニケーション、問題解決の場面で活かされていると思います。

入社を選んだ決め手とは

入社の決め手は「安定性」と「人」の魅力の二点です。前職では、ホテルや旅館向けのサービスを提供する会社に勤めていました。コロナ禍の影響で事業の先行きに不安を感じるようになり、安定した業界にキャリアの軸を移したいと考え、転職活動を行っている際に出会ったのが白石薬品です。当初は、「健康保険組合や共済組合等への斡旋事業」と聞いてもピンと来ていませんでしたが、会社概要を調べていく内に、生活に必要不可欠な医薬品を取り扱う点に魅力を感じるようになりました。また、面接の際に関わって下さった方々の雰囲気が良かったこと、面接でも業務内容や疑問点に丁寧に説明いただき、働くビジョンが明確になったことを覚えています。一緒に働く方々の雰囲気も重要視していた為、この環境でなら安心して長く働けると思えたことも入社の決め手となりました。

どんな仕事ですか?

白石薬品は、健康保険組合様や共済組合様を通じて、組合員様への家庭常備薬等の斡旋事業を行い、健康維持や健康増進に貢献しています。 その中でも、私が所属する業務課は、主に商品発送の一連の流れを担う部署です。具体的には、商品管理・商品集めを行う商品係や、配送伝票出力・書類の照合を行う前処理係、商品の梱包作業・荷物の発送を担う作業場に分かれ、連携を取りながら業務を進めています。 私は、主に送り状や納品明細書の出力、各種書類のセットを行う「前処理係」を担当しています。業務内容は、一見するとルーティンワークに見えますが、各組合様毎に作業方法や注意事項が細かく異なり、その都度詳細を確認する必要があります。私達が取り扱うのは、組合員様の氏名や住所、電話番号といった大量の個人情報が含まれたデータです。もし、送り状データの加工ミスや書類の照合に誤りがあれば、荷物の誤納品や個人情報流出といった重大な事故に繋がり、お客様に多大なご迷惑をおかけするだけでなく、会社の信頼を失うことになります。特に繁忙期には多くの案件を正確かつ迅速に処理することが求められます。その為、ただ作業をこなすのではなく、自分の業務が会社への信頼に繋がっているという責任感と緊張感を持ち、日々業務にあたっています。 また、前処理係は正社員だけでなく、嘱託社員やアルバイトの方々でチームが構成されています。各メンバーの能力や習熟度、日々の進捗状況を把握し、案件の適切な振り分けや、必要に応じて業務のサポートを行っています。作業場での梱包作業は、前処理係が準備した帳票と商品係が集めた商品が揃って初めて作業がスタートします。何か一つでも欠けてしまうと、作業に遅れが生じて納期遅延に繋がります。その為、前処理係の進捗を管理するだけでなく、作業場の状況や商品の品揃え時期等、業務課全体の状況をリアルタイムで把握することも重要です。常に全体を見渡し、作業の優先順位を決め、状況によって作業をコントロールすることも大切な仕事になります。

仕事のおもしろさとやりがいは?

私が考える仕事のおもしろさとやりがいは二点あります。
まず一点目は、斡旋事業の一連の流れの中で、私達の仕事内容が「お客様への荷物の納品」に直結している点です。斡旋事業の中で業務課は終盤に位置しており、お客様の手に商品が渡る直前の業務なので、業務課の仕事内容によって、お客様の満足度が左右されます。また、前処理係だけが作業しやすい作業方法を独りよがりに選択してしまうと、後の梱包作業が煩雑になったり、誤納品のリスクが高まることもあります。その為、前処理係の効率だけを追求するのではなく、商品係と作業場への連携や、お客様の納品の希望に沿う形の模索、リスクの低い確実な方法を考える必要があります。当然、難しさを感じることはありますが、その分自分の考えたプロセスがパズルのピースのようにバチっとハマった時は、仕事の面白さを感じることができます。また、納品の為に工夫したことが、お客様からの喜びの声に直接繋がる為、やりがいも感じます。その為には、前処理係の知識だけでなく、業務課全体への理解を深める必要がある為、日々アンテナを張り、知識を吸収するよう努めています。
二点目は、自分の仕事が会社の信頼を守っているという実感が、日々のモチベーションに繋がっている点です。前述した通り、私達が取り扱う個人情報はデリケートな為、一つでも処理を誤れば、お客様にご迷惑をおかけするだけでなく、長年培ってきた会社の信用を失うことになります。その為、報連相の徹底はもちろん、前処理係のメンバーの能力や進捗に応じた案件の適切な振り分けを行い、納品ミスを防ぐ為のリスク管理を行っています。メンバーの意見も丁寧に集約しながら、ベストな方法を共に模索し、チーム一丸となってミスなく繁忙期を乗り越え、お客様に無事に納品できた時の達成感は格別です。

どんな人と仕事をしたいですか?

「柔軟な適応力」と「主体性」を持った方と働きたいです。業務課では、作業場のアルバイトの方々から、営業、管理部門の事務の方まで、様々な立場のメンバーや部署と深く関わることになります。その為、自身の担当範囲だけでなく、常に全体を見渡せる柔軟性が求められます。例えば、社内外からの急ぎの問い合わせや、作業場からの確認事項等、日常的に様々なことが起こります。このような状況で、自身の業務の優先順位を臨機応変に組み替えられる対応力と、部署間の調整が必要な時に、相手の立場を理解して、積極的に協力し合うことが業務課には必要になってきます。業務知識やスキルは入社後にいくらでも身につける事ができます。それよりも、組織の目標に向かって「どうすれば自分は貢献できるか」を考え、周囲と協力し合える前向きな方と一緒に働きたいと思っています。 また、自分の考えを積極的に発信し、主体性を持って行動することも大切だと思っています。私達の業務は、お客様の個人情報を取り扱う為、誤納品を防ぐ対策は必ず必要になります。その為、私自身も日頃から「どのような対策が必要か」、「こうしてみてはどうか」等、プロセスを考え、課題解決の視点を常に持ち、主体性を持って行動することを心がけています。単に作業をこなすだけでなく、同じように当事者意識を持てる方と一緒に働きたいです。例えば、ミスを発見した際に、ただ修正するだけなく、なぜミスが起きたのか、再発防止の為にはどうすれば良いかを提案し、部署全体で共有できる方です。そのように自分の意見を持ち、より良い方法をメンバーと協議し合える方と、課内をより良くできたらと思っています。

応募者についてメッセージ

仕事中はきっちり集中しつつ、休憩中は和気あいあいと盛り上がるメリハリのある職場です。風通しが良く、先輩・後輩の垣根なく意見交換が出来る為、きっとすぐに馴染んでいただけると思います。とはいえ、環境が変化すると、不安なこともあるかと思いますが、新しい環境での第一歩で大切なことは「躊躇しない」ことです。白石薬品では、中途入社された方も多く、私自身も異業種からの転職で、入社時は知識がない状態からのスタートでした。当初は分からないことだらけで、質問を躊躇うこともありましたが、先輩方が丁寧に教えてくださったことで、業務への理解を深めることができました。慣れない環境での質問は勇気がいりますが、不安な時は、何度でも質問してください。前向きに業務に取り組んでいただける方とご一緒できる日を楽しみにしています。分からないことはどんどん聞いて、一緒にスキルアップしていきましょう!